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PoLをカーボンニュートラルに、Techtec Social Actionへ注力


教育・金融分野でのブロックチェーン活用およびオンライン学習サービス「PoL(ポル)」を運営する株式会社techtecは、PoLをカーボンニュートラルにすべく、事業収益の一部をカーボンオフセットに取り組む団体・個人へ寄付することを決定しました。合わせて、以前よりCSRの一環として定義していた「Techtec Social Action(TSA)」へ、より一層注力してまいります。


 

Techtec Social Action(TSA)とは


株式会社techtecでは、2021年1月より社会課題の解決に向けた取り組みを推進すべく、企業方針を再定義しました。これに伴い、CSRの一環として「Techtec Social Action(TSA)」を立ち上げ取り組んでいます。


TSAは、企業・プロジェクトとのパートナーシップを締結する場合や資金調達を行う場合などに、社会課題の解決に向けた取り組みの可否を重要な選定基準として考慮するものです。


具体的には、SDGsに代表される以下のようなテーマに取り組む企業・プロジェクトとのパートナーシップ締結を通して、直接的・間接的問わず、解決に向けて取り組んでいます。(※一部抜粋)

  • 再生エネルギー、クリーンエネルギー、脱炭素化

  • ESG(Environment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)

  • SRI(Socially Responsible Investment)やCSR(Corporate Social Responsibility)

  • 金融包摂

  • 人種差別や性差別の撤廃

  • 教育機会の提供

3月には、ブロックチェーンを使った金融包摂プロジェクト「Celo」や脱マイニングを掲げる「イーサリアム2.0」の開発を主導するイーサリアム財団を資金調達先として選定するなど、既にTSAを反映させた取り組みを展開しています。



日本の現状

2015年に合意され2016年に発効されたパリ協定では、2100年までに気温上昇を産業革命以前と比較して2℃未満に抑えることを目指しています。


2℃未満に抑える前にまずは1.5℃未満に抑えるためには、2030年までに二酸化炭素排出量を現在の半分に、2050年までにネット排出量をゼロにしなければなりません。仮に現在のペースのまま二酸化炭素を排出し続けると、2030年には逆に1.5℃の気温上昇が引き起こされてしまいます。


これに対して我が国日本の現状は、Climate Action Trackerによると、6段階のうち下から2番目の「Highly insufficient(極めて不十分)」と評価されています。





PoLをカーボンニュートラルに

TSAの理念に従い、techtecの運営するオンライン学習サービスPoLをカーボンニュートラルにすることを目指します。PoLのカーボンニュートラルへ向けた具体的な取り組みとしては、次の内容を想定しています。

  1. PoLを運営することで発生する温室効果ガス(二酸化炭素など)の計測

  2. 温室効果ガスをニュートラルにするために必要なカーボンオフセットの取り組みを調査

  3. カーボンオフセットに取り組む団体・個人への寄付額の算出

  4. 寄付先の選定

  5. 寄付の実施

  6. 寄付先からの報告を受け、実際にカーボンニュートラルを実現できているかの調査

現時点で、上記1~4の取り組みにおける一部を終え、次の通りの調査結果となりました。


PoLを運営することで発生する温室効果ガスの計測

通常、温室効果ガス排出量を計測するには、以下の式を使って算出します。

温室効果ガス排出量 = 活動量 × 排出係数

例えば、電力消費による温室効果ガス排出量を算出する場合には、活動量(電力消費量、kWh)と電力の排出係数(t-CO2/kWh)を用いて計算します。


PoLでは、直接的な全ての活動が基本的にオンラインで完結していることから、PoLを使用(運営企業による開発及びユーザーによる学習)するための活動で消費される電力を元に、排出される温室効果ガスを計測しています。


全ての計測が完了したわけではないため、今後も継続して温室効果ガス排出量の調査を行なっていきますが、ここでは1台のコンピュータ(Mac Book Proを使用)によって排出される温室効果ガスの測定値を掲載します。


2.3GHzプロセッサ、128GBストレージ搭載の13インチMacBook Proの場合

  • 温室効果ガス総排出量:229kg CO2e(カーボンフットプリント)

    • 74%:製造工程により発生

    • 19%:ユーザーによる使用(43.51kg CO2e)により発生

    • 6%:輸送により発生

    • 1%:リサイクルにより発生

  • 電力消費量(100V/115V/230V)

    • 電源オフ状態:0.15W/0.15W/0.16W

    • スリープ状態:0.45W/0.46W/0.46W

    • アイドル状態(ディスプレイオン):2.89W/2.86W/2.94W

    • 電源アダプタ無負荷状態:0.039W/0.041W/0.059W

    • 電源アダプタ効率:89.4%/89.8%/89.7%

この他にも、使用しているサーバやデータベースを稼働させるために必要な電力及びそれらから排出される温室効果ガスの計測など、引き続き行なっていきます。合わせて計測先の対象範囲を拡大することにより、直接的に関係してはいないブロックチェーンのマイニングなどに対しても、カーボンニュートラルの実現に最大限尽力していきます。


温室効果ガスをニュートラルにするために必要なカーボンオフセットの取り組みを調査 カーボンオフセットに取り組む団体・個人への寄付額の算出

暫定ではありますが、現時点での計測結果から次の通り寄付額を算出しました。

  1. 受講料の1%

  2. PoLトークン総発行量の1%

  3. 株式会社techtecステークホルダー(株主、社員、業務委託、その他)1人あたり1ドル

受講料に応じた寄付額に加え、PoLトークン総発行量に対しても寄付額を算出することにより、「学習するほどカーボンニュートラル」の世界観を実現することができると考えています。PoLトークンはブロックチェーンによって管理され、PoLの運営企業であるtechtecからは独立した状態で流通することが想定されます。


よって、ユーザーがPoLで学習するほど環境保護に貢献することできる仕組みを、第三者による管理なしに中立的かつ透明な状態で行うことができるのです。(PoLでの学習は無料で行えます)


なお上記の寄付額には、PoLをカーボンニュートラルにするために必要なカーボンオフセットの取り組み以外にも、様々な社会課題を解決するために使用することを想定した金額が含まれます。


寄付先の選定

現在、寄付先の選定を行なっています。既にいくつかの団体・個人との取り組みを進めており、数ヶ月以内には実際に寄付を行うことができる予定です。


今後も継続して寄付先を探していきます。規模の大小に限らず、取り組み内容次第で多くの団体・個人の活動を支援させていただきたいと考えています。


自薦他薦問わず、ぜひ下記までご連絡ください。


・メール: info[at]techtec.co.jp
・Twitter: https://twitter.com/PoL_techtec
・Webサイト: https://techtec.co.jp/ 


様々な社会課題の解決に注力

温室効果ガスの増加以外にも、社会課題は数多く残されています。techtecでは、カーボンニュートラル以外にも「教育機会の提供」や「人種差別や性差別の撤廃」へ注力したいと考えています。


今回の発表に伴い、上記の社会課題を解決するために取り組む団体・個人への寄付を積極的に行なっていきます。



 


techtecについて


株式会社techtecは、「学習するほどトークンがもらえる」オンライン学習サービスPoL(ポル)を中心に、教育・金融分野でのブロックチェーン活用を進めるブロックチェーンのリーディングカンパニーです。


これまでに、EthereumやAave、CompoundといったWeb3.0プロジェクトから広く資金提供を受けてきました。一方で、国内では経済産業省認定「IT導入支援事業者」にブロックチェーン関連企業として初めて認定されたり、「eラーニングアワード2020フォーラム」で「2020年度 IMS​ Japan賞」を受賞するなどしています。

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